コダワリ卵 醍醐卵が誕生するまで
●醍醐卵の原点
棚橋ファームは、剛さん(写真左上)のお父様がはじめた採卵養鶏場です。
お父様は九州の生まれでしたが、岐阜へ来たのは剛さんが高校卒業後のことで、当時は剛さんの学費を稼ぐため、家の庭先で鶏を飼っていたそうです。
そんな経緯がきっかけで養鶏の面白さに惹かれたお父様は、当時養鶏業の大変盛んだった岐阜県の孵卵場に就職することになります。
その後はご覧いただいているユーザー様のご想像どおり、お父様は鶏の飼育に夢中になっていくのです。
幾年か経った後、そんな姿を見たとある養鶏場農家さんから、後継者がいない為廃業となる養鶏場があるが「自分の手でやってみないか?」とのお誘いを受ける形で、棚橋ファームのブランド「醍醐卵」の研究・生産が始まりました。
これが、現在の棚橋ファームさんの原点です。
●棚橋ファームの健康へのこだわり
棚橋ファームさんは創業来、「健康な鶏を育てること」にコダワリ続けています。
「こんな餌やこんな水を与えれば鶏が健康に育ってくれるのではないか?健康な鶏ならば、おのずと健康な卵、美味しい卵を産んでくれるのではないか?」という考えです。
最近は、ビタミンやDHA等を沢山与えて特定の栄養価を強化した卵を産ませる等の方法もよく耳にしますが、このシンプルさ、愚直さこそが棚橋ファームさんのコダワリなんだと筆者は感じました。
●棚橋ファームのEMへのこだわり
ところで、棚橋ファームの醍醐卵と言えば、水や餌にはもちろんこだわっていますが、自然界に存在する乳酸菌や酵母といった生物に有用な作用をもたらしてくれる菌(EM菌)にも昔から着目しています。
現在は、畜産だけでなく農業の分野でも広く活用されているEM菌ですが、EM菌には生物の病気やストレスの軽減効果など不思議な働きがあるので、健康な鶏を育てるためにこれは活用できるのでは??と導入を検討したそうです。
当時は自ら田んぼや竹やぶに入って、菌を採種し培養しながら実験を繰り返し研究していたと言われるので私も驚いてしまいました。
そんなこんなで20年、EMとかかわり続けることで、現在では、これらの有用な微生物や菌(EM菌)までもを活かした飼育方法を確立しています。
そして醍醐卵
ここで生まれた健康な鶏たちが産む卵が棚橋ファームさんのブランド卵「醍醐卵」です
醍醐卵の自慢は、卵特有の臭みが少ないこと、卵を割ってみると表面がこんもりと膨らんで、卵らしさをしっかりと感じられること、そして濃厚な味です。ぜひ一度お試しを!
棚橋ファーム
醍醐卵のエサへのコダワリ
醍醐卵を語る上で外すことができないことがエサへのコダワリです!
「素材を厳選する」ことはもちろんですが、どうやったら「消費者に美味しい」と言っていただけるか?そんな、当たり前のことを地道にとことん研究しています。
●コダワリポイント① 水
水は自然豊かな養鶏場の地下70mから汲み上げます。これに、㈱赤塚[http://www.akatsuka.co.jp/]が独自に開発した生命を育む水「FFCパイロゲンセラミックス活性水」を活用し、水の改質を行ったものを使用しています。
●コダワリポイント② 地元岐阜で生産されたお米
地元のお米を使用しています。お米農家さんと直接交渉し仕入れることで、安心を買っています。
●トウモロコシ・大豆粕は非遺伝子組み換え商品を採用
餌の成分の60%以上を占めているトウモロコシ、大豆粕は遺伝子組換えしておりません。
意外と知られていませんが、養鶏場の多くは、トウモロコシや大豆粕に関して遺伝子組み換えされた物を鶏に与えているのが現状です。
●ポストハーベストフリーのトウモロコシを使用
収穫後、、農薬散布をしていないトウモロコシを使用しています。
➡ポストハーベスト農薬とは…
日本で使用される家畜飼料用トウモロコシはほとんどがアメリカから輸入されています。収穫後は船で運送するのですが、船旅には結構な時間が必要なため、輸送中の防虫と農作物の長期保存、防カビ、発芽防止等を目的に農作物にポストハーベスト農薬を散布しています。
このポストハーベスト農薬は収穫後に散布される為に残留性が高く、人体への影響が高いと言われています(アレルギーの原因物質の一つとも言われています)。
●EM菌(有用微生物群)
EMとは、有用微生物群の英語名、Effectiv Microorganisms(エフェクティブ・マイクロオーガニズムス)の頭文字から付けられた造語で、乳酸菌・酵母菌・放線菌・光合成細菌等、安全で有用な微生物を80余種複合培養した液体です。
人間も乳酸菌等の体に良い菌を食べると健康になりますが、鶏も同じく、EM菌を与えることにより腸内細菌叢を整え餌の吸収効率を高めると共に有益菌優位の状態が持続され健康の維持に繋がります。
●飛騨小坂町(小坂町森林組合)の桧の炭
桧の炭は多孔質な構造となっており、腸内で微生物の住処になります。腸内のEM菌の活動を助ける働きをすると共に、家畜の悪臭が軽減される効果があります。
●その他
その他にもニンニクや貝の化石等、鶏にとって良いと考えられる様々な原料を加えて、棚橋ファームオリジナルの棚橋ブレンドエサを作り上げています。
卵のうんちく紹介
たまごには、ヒヨコが成長するために必要な栄養成分(ビタミンCを除くほぼ全部の栄養素)が含まれています。
この中には、人の体内で作ることができない8種類の必須アミノ酸もバランス良く含まれているそうです。
卵の全重量は、卵白57%、卵黄32%、卵殻11%(卵殻膜を含む)で構成されており、水分の他は大部分が蛋白質で、その他無機質やビタミン類が含まれます。
なお卵白は、ほとんどが蛋白質です。
成長について
鶏は120日齢前後で産卵の準備が整い、200日齢前後で産卵率がピークに達します。
この時期に、栄養価や卵殻等の品質が安定し、卵の、大きさ、殻の厚さや硬さ、見た目、ハウユニット(黄身のまわりの濃厚な卵白部分の盛り上がりの高さ)など、総合的に見て一番優れた状態となります。
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