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本わさびと西洋わさびの違い

わさびの比較

始めに・・・

スーパーで売られている練りワサビ、実は「西洋わさび」であることをご存知ですか?
よく見ると、「本わさび仕様」や「本わさび入り」と表記してありますよね。
意外とご存知ない方も多いのですが、巷で販売されているわさびのほとんどは西洋わさびを使っています。これに本わさびを原料として加え、緑色に着色することで、本わさびっぽくしているのです。

日本では原料配分によって商品表示のルールがありますが、日本加工わさび協会によりますと原料わさびのうち本わさびの量が50%以上にあっては「本わさび使用」、50%未満にあっては「本わさび入り」と表示する決まりがあります。

分類上の違い

本わさびも西洋わさびも同じアブラナ科の植物ですが、それぞれワサビ属、セイヨウワサビ属の違いがあります。写真のように見た目も違い、本わさびは緑色ですが、西洋わさびは白色です。

原産地も、本わさびが東洋(日本含む)に対して西洋わさびは東ヨーロッパと異なります。日本では西洋わさびはその多くを北海道で生産しています。また、本わさびについては水わさびや陸わさびといった生育環境の違いで呼び方が異なりますが、産地としては長野県や静岡県が有名です。

成分の違い

文科省が出している五訂増補日本食品標準成分表 で、本わさびと西洋わさびの根茎を可食部100gあたりで比較した場合、それぞれの優れた部分がわかります。簡潔に表示しますと、

本わさびの数値が高い項目:カロリー、タンパク質、炭水化物、ナトリウム、リン等
西洋わさびの数値が高い項目:水分、脂質、灰分、カリウム、カルシウム、マグネシウム、鉄、亜鉛、銅等

です。いずれにしても同じアブラナ科の植物ですので成分バランスは似た傾向にあります。

ご参考までに、健康、ダイエット志向のある方にとってはカロリーなどが気になる部分だと思いますが、カロリーの違いは100gあたり9Kcal程度となっています。

味の違い

味はどうでしょう。西洋わさびは色も白く辛いことから若干大根を擦った時の味に似ています。一方、本わさびは同じく辛いのですが、西洋わさびと比較すると若干辛さがマイルドです。辛味と甘味が同居しているような印象を受けます。
私見ですが、香りを楽しむような食事には本わさびが合うのではないでしょうか?

本わさびと西洋わさびの違い 

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fuwattoでは岐阜県郡上産の鍾乳洞水で取れる「蛇穴わさび」の販売をしております。

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